【片づけサポート実例・後編】金沢かたづけの会
後編は、収めるための「わける」作業を行い、収納計画を立てて「取り出しやすく戻しやすい」収納を行いました。
同じ「わける」でも、物の量や内容を把握するための(整理のため)の「わける」と、収めるための「わける」では、わけ方が変わります!
詳細は、こちらをご覧くださいね!
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【かたづけサポート実例】後編・リフォーム後の収納計画
石川県金沢市近郊にて、かたづけサポートや勉強会等を開催している金沢かたづけの会です。
今回は、片づけサポートをさせていただいたMさまの実例報告です。
ライフワークサポートさまよりご紹介いただき、ご自宅のリフォーム前に持ち物の見直しをしたいと、かなかたのかたづけサポートにお申し込みいただきました。
ライフワークサポートさま、デザイナーさまとも協力しながら、リフォーム前の物の見直し、リフォーム後の収納計画と収納作業と約半年間サポートさせていただきました。
今回は後編、リフォーム後の収納計画をご紹介します。
*お客様の許可を得て掲載しています。写真や記事のコピー、転載、無断使用は固く禁じます。
【Mさまかたづけサポート】
片づけ箇所:マンション(1LDK)
所要時間:約12時間(リフォーム前6時間、リフォーム後6時間)
収納計画打ち合わせ
Mさまには、リフォーム前にお持ちのほぼすべての物、お部屋を見せていただき、かなかたメンバーも何がどこにどの程度あるかを把握できています。
まずはこちらで収納計画の草案を作成し、オンラインでMさまと打ち合わせさせていただき、Mさまの思いやご意見を聞きました。
<収納計画イメージ>
*個人情報保護のため実際の計画図とは違うものとなっております。ご了承ください。
間取り図を使って、何をどこに収納するかの確認作業や、新しい収納のどこになにを収めるかをシミュレーションしながら、収納計画を決めていきます。
また、私たちとMさまが同じ場所に向かって片づけ作業ができるよう、ゴールのイメージを共有します。
ストック管理も一目瞭然、一覧できるリビング収納
はじめてお伺いしてから約5か月。Mさまのリフォーム工事が終了しました。
段ボールが置かれていたリビングには、壁一面の収納が!
梁下に合わせてあるので、一番上でも手が届く高さです。
ここに物を収めるため、今回は「収納のためのわける作業」を行います。
リフォーム前は「物を見直すためのわける作業」で、必要なものを選び取りました。
今回は、どこに何を収めるかを明確にするのが目的です。
書類や本類は、使用頻度で置き場所を決めることになりましたので、「よく使う」「たまに使う」「保管しておきたいもの」などにわけていきます。ここでも、ご本人がイメージしやすいキーワードを見つけることができると、わける作業が一気にスピードアップ。
After
広々した壁一面の収納。扉も全開できるため、ストック管理がしやすいです。
・Mさまの利き手や動き、家事動線なども考慮し、出しやすい場所によく使う物を収納。
・在庫の確認がしやすいように、生活用品のストック類は「お店方式」(収納用品を使用せず、棚に並べる)を採用
・扉がすべて閉じられる(隠すことができる)ため、収納内のカゴ類はできるだけ手持ちのものを使用。
・今後、見た目が気になった場合に買い替える収納用品のご提案など
・イレギュラーな荷物の置き場所の確保(一時的にものが増える場合、季節ものなど)
この中には、「保留(迷う物)」「見終わったら処分する物」「使い切る物(使い終わっても補充しない物)」も含まれます。
保留の物は、次回Mさまが見直す際に再度判断します。
使い切るものは、ストック類と一緒に置いてどんどん使っていきます。例えばタオルや洗剤は年末の大掃除に。余分なストックを持たないことで、収納スペースを余裕を持って使うことができます。
手順としては、まず2名体制で約3時間でわける→収める作業をし、手持ちの収納用品、紙袋等で仮置きして2週間ほど生活していただきました。その間、新規購入する収納用品をご提案し、準備していただきます。
都度、LINEで気になる点をお聞きして、2週間後に修正作業と新規収納用品に収める作業を約1時間弱、リフォーム後の作業時間は約4時間弱となりました。
今着たい服がすぐ手に取れるクローゼット
もともと奥行きの深かったクローゼットですが、リフォームでウォークインクローゼットに。扉の配置で奥や脇にデッドスペースができがちだったクローゼットも、風通しの良い場所になりました。
リフォーム後before
After
以前お使いだったケースは、上部がファスナーなどで開くタイプの物でした。
今回は、そちらを引き出し式の収納に変更。
ほしいものがすぐ手に取れるクローゼットになりました。
また、寝具や季節家電の置き場所も確保。
季節の変化に合わせて、心地よい暮らしを楽しめるよう、収納面からサポートさせていただきました。
アクセサリーをもっと楽しく!
かたづけサポートも終盤に差し掛かった時に、Mさまから「楽しい収納にしたい」というお言葉が。お手持ちの素敵なアクセサリーをもっと楽しめるよう、見るだけで気持ちが上がる楽しい収納を目指して、アクセサリーの見直しも行いました。
ものを大切にされているMさまは、箱に収めてあるものが多くありました。
保管の面ではとてもよかったのですが、箱から出す戻すことが億劫でつい使わないままになっている、ということでしたので、今回は普段使いのアクセサリーはすべて見せる収納を意識しました。
箱にしまっておきたいもの、普段は使わないけれど大切なものなどは、普段使いの物の下に保管して出番を待っています。
お手持ちのものをもっと楽しく使って、そして楽しくしまいたい、というMさまのお気持ちが反映されたアクセサリー収納になりました。
大切な食器をもっと使いやすく
Mさまのおうちにかたづけサポートに伺うたびに、素敵な器でお茶やコーヒーをいただきました。(とってもおいしいんです!!)
そんなMさまの食器棚、数はそんなに多くはないのですが、使いにくところがあるということで見直しました。
また、棚上に置いてある入りきらないものも収めたいということで、
「棚上にものを置かない」「よく使う物が取り出しやすい」食器棚を目指しました。
手放すものはほとんどなかったのですが、一部をダイニングに移し、使う予定のない新品の大皿のセットを譲ることにし、かなりスッキリとした食器棚に。
奥の物も見通しやすくなり、より一層素敵な食器を使う機会が増えそうです。
今回、リフォーム前後で計4回約12時間のサポートをさせていただきました。
Mさまからは、「ひとりでは絶対にできなかったと思う。お願いして本当に良かったです」とと、うれしいお言葉をいただきました。
リフォームや新築、お引っ越しは、物を見直し、暮らしを見直し、自分自身を見直す片づけの大きなチャンスです。
長く住んでいればいるほど、家族が多かったり住まいが広かったりすればするほど、物は多くなりがちです。
ひとりで頑張らないで、ぜひかなかたに頼ってくださいね。
ご予算、お時間に合わせて、片づけの提案をさせていただきます。
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